積み立ての保険とは?

医療保険のパンフレットを見ていると、「健康祝い金」や「無事故ボーナス」などという文字に惹かれることも多いと思います。

このような保険はいわゆる積み立て型の医療保険になるのですが、入院しなければ保険料を払うだけでお金が全くもらえない掛け捨ての医療保険より、積み立て医療保険に興味が向くのも分からない訳ではありません。

しかし現在、保険会社の運用利回りである予定利率は1%程度です。

健康祝い金等の積み立て部分の財源は、契約者が支払っている保険料の中に含まれており、それを上記の予定利率で運用している訳です。

同等の掛け捨てタイプの医療保険と比較すると、健康祝い金等をもらうための本当のコストがよく分かると思います。

最近「保険と貯蓄は別で」と言われるのはこの予定利率が低く、積み立てに向いていないからです。

医療保険は病気やケガの入院に備えることですから、保険会社の積み立てのセールストークに惑わされることなく、本来の目的にあったものを選んで欲しいと思います。




tumitatetoushi at 08:45|Permalinkclip!
利率変動型積み立て終身保険とは、保険部分と積み立て金の2つから成り立っています。

保険料払込期間中は積み立て金を蓄積し、保険料払込終了後はその時の積み立て金を元にして、一定の金額までの範囲で終身の死亡保障等を確保することができます。

この利率変動型積み立て終身保険は、死亡保障や医療保障などの特約を組み合わせて契約するのが一般的です。

また、積み立て部分に一時金を投入して積み増したり、必要な時は引き出すこともできます。

そしてこの積み立て金は運用されますが、この利率が見直しによって変動することから利率変動型積み立て終身保険と呼ばれています。

利率変動型積み立て終身保険は、貯蓄部分の積み立て金がハッキリわかっていることや、見直しに柔軟に対応出来るというメリットはありますが、本質的には定期付終身保険と同じです。

既に定期付終身保険に加入している方は、昔の高い予定利率を取るのか、新しい利率変動型積み立て終身保険を取るのかを十分検討する必要があると思います。



tumitatetoushi at 09:53|Permalinkclip!
がんという病気に特化した保険ががん保険ですが、特約を付加することで、がん以外の病気、ケガに対応する保険にすることも出来ます。

そのがん保険積み立て部分をつけて、貯蓄性を持たせているものを一般的に積み立てがん保険と呼んでいます。

積み立てがん保険は、3年ごとにお祝い金(生存給付金)が出るとか、10年満期時に100万円の満期金を支払うといったタイプが多いです。

ただ保険会社の宣伝広告を見ていると、そのお祝い金がさも保険会社からのボーナスであるといったような勘違いをおこしそうになりますが、これは間違いです。

お祝い金、満期金は必ず保険料の中に加味されており、購入者自身が積み立てを行っているもので、決して保険会社からボーナスが出るわけではありません。

要するに積み立て部分は保険会社が運用しているのですが、これが良いかどうかは購入者自身が決めることです。

運用、貯蓄と保険を分けて考えたい方は、掛け捨てのがん保険にした方がスッキリして良いでしょう。



tumitatetoushi at 07:14|Permalinkclip!
傷害保険とは損害保険の一つで、日常生活の中で起こる様々な事故によってケガをした場合に備える「普通傷害保険」、交通事故によってケガをした場合などに備える「交通事故傷害保険」、旅行中のケガに備える「旅行傷害保険」などがあります。

このほか、ケガや病気などによって働けなくなった場合の所得の損失に備える「所得補償保険」などがあります。

また傷害保険でも積み立てタイプがあり、満期まで契約が存続した場合、積み立て部分に該当する額と予定利率での運用部分を合計した満期返戻金が支払われます。

また、運用利回りが予定利率を超えたときは、配当金が支払われます。

今は損保各社から色々なタイプの積み立て傷害保険が出ており、中には女性専用の積み立て傷害保険など商品サービスに特徴のあるものも出ています。

なお、積み立てタイプの保険を途中で解約すると、解約返戻金が支払われますが、通常その額はそれまでに支払った保険料の総額より少なくなりますので注意が必要です。



tumitatetoushi at 07:39|Permalinkclip!
保険積み立てタイプといえば個人年金保険、養老保険、終身保険のことを主に指します。

それに対し、保険は掛け捨てと呼ばれるものもあり、これは主に定期保険を指しています。

掛け捨ては、月々の料金は格安ですが、保険はどこかで必ず切れます。

一方、積み立ては月々の保険料は高いですが、満期まで払えば必ず保険金が出ます。

生命保険は、「死亡保障」「医療特約」「貯蓄機能」の3つで成り立っています。

高額の「死亡保障」と「医療特約」の部分は掛け捨てになっていることが多く、「貯蓄機能」が積み立て部分です。

この部分は予定利率というあらかじめ一定の利回りで最後まで運用されていきます。

つまり積み立て部分は保険会社に運用してもらっていることになります。

しかし昨今の低金利で、この運用が大した成果があるとは言えないのが実情です。

ですので、積み立て保険で貯蓄性を求めるのではなく、保障と貯蓄は別物として考えて保険は購入した方が良いと思います。


tumitatetoushi at 06:38|Permalinkclip!
積み立て保険とは貯蓄性の高い保険の総称で、積み立て保険という商品はありません。

損害保険で言えば、火災保険や傷害保険、自動車保険にも積み立て型はあります。

また生命保険にも養老保険や個人年金保険などが代表的なものです。

またお子さんのいる方は積み立て型の学資保険なども検討しても良いでしょう。

積み立て保険がいくら貯蓄性が高いとはいえ、あくまで保険ですから補償(保障)が必ずあります。

つまりその補償(保障)を受ける分は保険料として支払わなければなりません。

生命保険や年金関係の保険など商品によっては補償(保障)があっても掛金を支払った以上のものを受け取れるものもありますから、貯蓄性と補償(保障)性のどちらを重視するかによって変わってきます。

今は金融商品が色々ありますし、他でお金を貯める事の出来る人は積み立て保険をする必要は無いかも知れませんが、コツコツ貯めるのが苦手な人は、選択肢の一つに考えてみてもよいのではないでしょうか。



tumitatetoushi at 07:19|Permalinkclip!